浮気の証拠12選!自分で証拠を集める方法・ポイントと注意点を解説

浮気の証拠を集めたいけれど、どこから始めれば良いかわからないとお悩みではないでしょうか。
この記事では、浮気の証拠を効果的に集める方法を徹底解説いたします。写真や動画、LINEのやり取りなど、自分で収集する際の注意点や探偵事務所への依頼のメリットまで詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
正しい証拠を手に入れることで、慰謝料請求や今後の対応を有利に進められるでしょう。まずは、証拠収集の基本を押さえ、最適な行動を選びましょう。
目次
浮気の証拠として集めるべきもの12選

浮気の慰謝料を請求するには、不貞行為があったことを立証する証拠が必要となります。とはいえ、不貞行為を直接示す証拠を見つけるのは簡単ではありません。
一つの証拠だけで完全に証明することは難しいため、複数の証拠を集めることが重要です。
この章では、浮気の証拠として集めるべき以下12の証拠をご紹介します。
- 写真や動画
- 音声データ
- メールやLINEのやりとり
- クレジットカードの利用履歴やレシート、領収書
- GPSの記録
- カーナビの履歴やドライブレコーダーの履歴
- 自認書・念書
- 手紙やプレゼント
- 調査報告書
- 通話履歴
- 第三者の証言
- 浮気について記録した日記
写真や動画

性交渉中の写真や動画は、非常に有力な証拠となるでしょう。次のような写真や動画も有力な証拠となります。
- ラブホテルの出入りを撮影したもの
- 2人きりで旅行中の写真や動画
- 同じ部屋で裸や下着、パジャマ姿の写真
食事や散歩だけの写真は証拠として弱いですが、頻繁に会っていることを証明するために保存しておくことをおすすめします。
音声データ

性交渉中やその直前・直後の会話を記録した音声データも非常に強力です。また、肉体関係を推測できる会話の録音も、裁判で有力な証拠として扱われるでしょう。
メールやLINEのやりとり

以下のような内容のやり取りは証拠となります。
- ラブホテルや自宅宿泊に関するやり取り
- 肉体関係を匂わせる内容のやり取り
- 浮気相手が既婚者と知っていたことを示す会話
恋愛感情を示す「大好き」「愛してる」といったやり取りは、肉体関係の証拠としては弱いものの、頻繁なやり取りが確認できるため保存しておくことをおすすめします。
クレジットカードの利用履歴やレシート、領収書

クレジットカードの利用履歴や宿泊時のレシートは重要な証拠となります。特に、ラブホテルや宿泊施設の領収書は確固たる証拠です。
一方、食事のみの領収書は弱い証拠ですが、配偶者の行動を把握し、有力な証拠を得る助けとなる場合があります。
GPSの記録

GPS記録は、配偶者が浮気相手の家やラブホテルへ訪れた事実を示す可能性があります。ただし、違法に取得された記録は証拠として認められないことがあるので注意が必要です。
夫婦で共有している車のGPS情報であれば合法的に使用できるケースが多く、さらなる証拠の発見につながる可能性もあります。
カーナビの履歴やドライブレコーダーの履歴

カーナビやドライブレコーダーには訪問した場所の履歴が保存されています。ラブホテルや浮気相手の自宅付近の履歴が確認できれば、重要な証拠として利用可能でしょう。これらの記録から配偶者の行動を詳細に追跡することができます。
自認書・念書

浮気を認めた自認書や念書は、裁判で有力な証拠として活用できます。ただし、当事者同士だけで作成した場合、「脅迫によって書かされた」と主張されるリスクがあるため、第三者の立会いのもとで作成することが重要です。
適切な状況で書かれた自認書や念書は、証拠としての効力が増します。一方で、偽装や強要によって書かれた場合、訴えた側の信用を損ねるだけです。冷静な対応を心がけ、適切な条件下で書類を受け取るようにしましょう。
手紙やプレゼント

浮気相手との手紙やプレゼントも、状況によっては証拠として使えます。手紙の場合、不貞行為を示す具体的な内容が必要となります。
近況報告や感謝の言葉だけでは証拠としては不十分でしょう。贈り物についても、高額なものや親密さを示す物品であれば浮気の証拠となり得ます。
例えば、趣味に合わないアクセサリー、記念日に贈られた品物、下着類などは、浮気の疑いを強める要因になります。単独では証拠として弱いですが、これらの物品は裁判官に与える印象に影響を及ぼす可能性があります。
調査報告書

興信所や探偵事務所の調査報告書は、事実を裏付ける強力な証拠です。調査報告書には対象者の行動が詳細に記録されており、音声や写真・動画も含まれる場合があります。これらの資料は慰謝料請求を有利に進める助けとなるでしょう。
信頼できる探偵事務所や興信所を選ぶことが重要ですが、個人では困難な証拠収集を代行してもらえる点が大きなメリットです。
費用は事前に確認し、納得した上で依頼しましょう。また、こうした専門機関による調査結果は裁判でも重要視されるため、証拠としての信頼性が高いです。
通話履歴

通話履歴だけでは浮気の証拠としての効力は弱いものの、頻繁な連絡や長時間の通話は親密な関係を示す手掛かりとなります。メールやLINEのやり取りと組み合わせることで、証拠としての信頼性が高まる場合があります。
第三者の証言
第三者による証言も、浮気の証拠として利用できる場合があります。特に、当事者と利害関係のない第三者の証言は、裁判において信頼性の高い証拠として重視されるでしょう。関係者から直接話を聞き、詳細を記録しておくことが重要です。
浮気について記録した日記

他の証拠に加えて、浮気の詳細を記録した日記も証拠として活用できることがあります。
日記だけでは肉体関係を直接証明することは難しいですが、以下の内容を記録しておくことで、証拠を補完する役割を果たします。
- 怪しい行動や発言
- 発見した証拠の詳細
- 配偶者偶者の生活記録
- 精神的苦痛の具体的な内容
これらの記録を日常的に続けることで、裁判時に提出可能な重要な証拠となる場合があります。
自分で証拠を集める場合の3つの注意点
浮気や不倫の証拠を集める際には、次の3点を必ず守ることが重要です。
- データを加工したり捏造はしない
- 証拠は違法な方法で収集しない
- 配偶者や不倫相手に証拠を突きつけない
それぞれの注意点について詳しく説明します。
1.データを加工したり捏造はしない

証拠が不十分だからといって、自作した証拠を使う行為は絶対に避けましょう。写真を加工したり、メールを偽造するなどの行為は、慰謝料請求ができなくなるだけでなく、あなた自身が法的責任を問われる可能性があります。正確で信頼できる方法で証拠を集めることが大切です。
2.証拠は違法な方法で収集しない

違法な手段で得た証拠(違法収集証拠)は、裁判で証拠として認められないだけでなく、あなたが罪に問われるリスクがあります。例えば、以下のような行為は違法とされる可能性があります。
配偶者のスマホに不正アプリをインストールして位置情報を盗む
盗聴・盗撮や住居侵入を行う
証拠収集の方法に迷った場合は、弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。
3.配偶者や不倫相手に証拠を突きつけない

浮気や不倫の証拠を手に入れた際、すぐに相手に突きつけたくなるかもしれません。しかし、証拠を見せることで、相手が証拠隠滅や対策を取る可能性があります。
慰謝料請求が完了するまでは、収集した証拠を秘密にしておくことが非常に重要です。適切なタイミングまで冷静に対処しましょう。
浮気の証拠として写真や動画を撮る場合の3つのポイント

ラブホテルや浮気相手の自宅への出入りを捉えた写真や動画は、非常に有力な証拠となります。撮影する際は以下の3点に注意することが重要です。
- 顔がしっかりわかるように撮る
- 入室だけでなく退室時も撮る
- 複数の日にわたる撮影を行う
次に、それぞれのポイントについて解説します。
1.顔がしっかりわかるように撮る

顔がしっかりと確認できる写真や動画を撮影しましょう。顔が不明瞭だと証拠としての価値が薄れ、言い逃れを許してしまう可能性があります。また、撮影日時や場所が特定できる形で記録することも大切です。
2.入室だけでなく退室時も撮る

入室時だけでなく、退室時の様子も記録する必要があります。どの程度の時間滞在したのかを明確に示すことで、証拠の信頼性が高まります。両方のタイミングを撮影することが、説得力のある証拠となるポイントです。
3.複数の日にわたる撮影を行う

1日だけでなく、複数の日にわたり撮影を行いましょう。繰り返し関係を持っていたことを示すことで、不貞行為の証明がより強固になります。
不貞行為の頻度が高いほど、慰謝料の増額にもつながるため、できる限り多くの日の証拠を収集することが重要です。
浮気の証拠にメールやLINEのやり取りを残す場合の4つのポイント

メールやLINEのやり取りを証拠として残す際のポイントは以下の4点です。
- 配偶者のスマートフォン画面を自分のスマートフォンで撮影する
- 日付や送信者が明確になるように撮影する
- 不貞行為を示唆するやり取りの前後も記録する
- LINEのプロフィール画面も合わせて撮影する
それぞれの詳細について見ていきます。
1.自分のスマートフォンで配偶者のスマートフォンの画面を撮影する
スクリーンショットではなく、自分のスマートフォンで配偶者の画面を撮影するのが適切です。本体の形状や機種も映り込むように撮影することで、証拠が偽造や加工されたと疑われるリスクを回避できます。
2.日付や送信者が明確になるように撮影する
送信日時や送信者が明確に判別できるように撮影してください。誰がいつ送ったメッセージなのかを特定できる情報が記録されていることが重要です。
3.不貞行為を示唆するやり取りの前後も記録する
不貞行為を示唆する内容に加え、その前後のやり取りも記録することが大切です。やり取りの文脈全体を含めることで、証拠の信用性がさらに高まります。
4.LINEのプロフィール画面も合わせて撮影する
LINEのプロフィール画面を撮影することも忘れないようにしましょう。アイコンをタップすると表示されるプロフィール名や詳細が、本人確認の重要な要素になる場合があります。必要に応じて記録しておくことをおすすめします。
慰謝料を増額できる証拠の組み合わせ

慰謝料の増額を狙うには、単独の証拠ではなく、複数の証拠を組み合わせて確実性を高めることが不可欠です。1つの証拠だけでは浮気の事実が認められにくく、相手に言い逃れをされる可能性があります。
しかし、複数の証拠を組み合わせることで浮気の継続性や悪質性を証明しやすくなり、結果として慰謝料の増額につながります。
特に効果的な証拠の組み合わせは以下のとおりです。
- 写真や動画 + ラブホテルの領収書やクレジットカードの履歴
ラブホテルに出入りする写真だけでは「休憩しただけ」と言い逃れされる可能性がありますが、同じ日にホテルの領収書やクレジットカードの決済履歴があれば、より強固な証拠となります。 - LINEやメールのやり取り + 調査報告書
親密なメッセージのやり取りがあっても、浮気相手と実際に会っていたかは証明できません。しかし、探偵の調査報告書と組み合わせることで「この日会っていた」「ホテルに入った」という事実を明確にできます。 - GPSの記録 + 通話履歴
GPSで頻繁に浮気相手の自宅やホテルに訪れていたことがわかる場合、長時間の通話履歴があればさらに関係の深さを裏付けられます。 - プレゼントの購入履歴 + 記念日のLINEのやり取り
高額なプレゼントの購入履歴があり、それを浮気相手に贈っていた証拠がLINEのやり取りから判明すれば、経済的支援をしていた可能性が高まり、慰謝料の増額につながることがあります。
証拠の種類が多いほど浮気の確実性や悪質性が立証され、裁判や交渉で有利になります。より確実な証拠を揃え、相手に言い逃れを許さない状況を作ることが重要です。
探偵に依頼すると得られる証拠とは?

探偵に依頼することで個人では集めにくい確実な証拠を入手できます。浮気調査は慎重に行う必要があり、自力での調査ではリスクが伴います。
違法行為に該当する手段を用いると、証拠として認められないだけでなく、逆に訴えられる可能性もあるため注意が必要です。
探偵は適法な方法で証拠を集めるプロであり、裁判でも有効な証拠を確保してくれます。
探偵が提供する主な証拠は以下のとおりです。
- ラブホテルや浮気相手の自宅への出入りを記録した写真・動画
個人での尾行や撮影は技術的に難しく、トラブルに発展する恐れもありますが、探偵は専門の機材を使用し、決定的な瞬間を撮影できます。 - 詳細な行動記録が記された調査報告書
探偵事務所が作成する調査報告書には、浮気相手と会った日時・場所・滞在時間が正確に記録されています。これにより、浮気の継続性や頻度を証明でき、慰謝料請求時の強力な証拠となります。 - 尾行調査による決定的な証拠
探偵はターゲットを尾行し、実際に浮気現場へ向かっていることを記録します。特に「複数回の密会」が証明されれば、浮気の悪質性を立証しやすくなります。 - 第三者の証言としての探偵の証拠
探偵が記録した証拠は、裁判でも信頼性が高いと評価されます。個人が集めた証拠ではなく、第三者であるプロの探偵による報告書であるため、証拠能力が格段に上がります。
探偵に依頼すれば裁判でも有利に戦える証拠を適法に集めることが可能です。個人での調査が難しい場合は信頼できる探偵事務所に相談し、確実な証拠を手に入れましょう。
まとめ
浮気の証拠を集めるには、慎重な準備と正確な手順が求められるでしょう。自力での調査も可能ですが、違法性や信憑性に注意が必要です。
確実な証拠を収集し、後悔のない結果を得るためには、実績豊富な探偵事務所への依頼を検討してみてください。
プロの力を借りることで、裁判や慰謝料請求を有利に進めることができます。冷静な判断で最適な方法を選び、前向きな一歩を踏み出しましょう。