長距離ドライバーの行く先の謎

浮気調査をお問合せした経緯
今回のご依頼は、30代後半の奥様から寄せられたものでした。ご主人は長距離トラックの運転手として働いており、平日から週末にかけての長時間の出張が日常的にある生活。夫婦の時間が限られていた中で、奥様は長年その状況を理解し、支え合ってきたと語っておられました。
しかし、ある時期を境に、ご主人の様子に微妙な変化が生じはじめたのです。
それは連絡の頻度や内容、態度の端々に現れていました。以前はこまめに連絡をくれていたLINEが未読のまま何時間も放置されるようになり、電話をしても「運転中だから」と一方的に切られることが増えたそうです。
さらに帰宅後には車内から女性の香水のような匂いがしたり、助手席に落ちていた髪留めや使いかけのペットボトルなど、見覚えのない物が目立つようになりました。
奥様は最初、「同僚の女性か、仕事関係で乗せた誰かだろう」と考え、自分の思い過ごしであることを願っていたそうです。しかし、週末になると妙に丁寧な身だしなみをして出発する夫の様子や、仕事のルートや時間について曖昧に話す姿を見て、不安は疑念へと変わっていきました。
特に決定的だったのは、ある週末の帰宅時、夫の上着のポケットからラブホテルのメンバーズカードが見つかったこと。問い詰めても「同僚に借りた上着だ」と苦しい言い訳を繰り返す夫を見て、「もう信じるだけでは限界」と感じた奥様は、真実を知りたい一心で当社に相談を寄せられました。
調査依頼者の情報
依頼者 | 年齢 | 職業 |
女性 | 50代 | 会社員 |
対象者 | 年齢 | 職業 |
男性 | 50代 | 長距離ドライバー |
依頼者ヒアリング内容
依頼目的 | ・夫の行動確認 ・相手女性の特定 |
調査期間 | ・3日間 |
調査方法 | ・尾行、張り込み |
調査概要
調査事前準備
ご主人の運行予定表を入念に確認し、浮気の可能性が高いと判断された週末(金曜~日曜)に合わせて調査計画を設定。
トラックの駐車が予想されるサービスエリアやビジネスホテルを中心に、張り込みポイントを選定しました。現地での尾行体制を万全に整えたうえで調査に臨みました。
調査開始
調査スケジュール
15:00 |
対象宅より、本日の調査を開始する。 対象は、同宅を出ると対象車両に乗車し、勤務先方向に走行する。 |
15:30 |
対象車両は、対象勤務先に到着する。 対象は、同勤務先に入る。 |
16:00 |
対象は、同勤務先を出て、運送用トラックに乗車する。 |
16:15 |
対象は、対象勤務先を出て、運送用トラックにて走行する。 ※以降、運送用トラックを、対象社用車と記す。 その後、対象社用車は高速道路に入る。 |
18:00 |
対象社用車は、高速道路を降り、走行する。 |
18:20 |
対象社用車は、取引先と思われる会社にて荷物の荷下ろしを行っている様子である。 |
18:50 |
対象は、荷下ろしを終えると、社用車に乗車し、走行する。 その後、高速道路に入り、勤務先方向に走行する。 |
21:00 |
対象社用車は高速道路を降り、対象勤務先に入る。 その後、対象社用車を降り、同勤務先内に入る。 |
22:00 |
対象は、同勤務先を出て、対象車両に乗車する。 その後、対象者車両は走行する。 |
22:20 |
対象車両は、パチンコ店に停車する。対象は車内にて携帯を操作している様子である。 |
22:30 |
対象車両の隣に、軽自動車が停車し、中から30代位の女性Aが後車する。 対象は対象車両を降り、女性Aと会話をしている。 |
22:40 |
女性Aは女性A車両から荷物を出し、対象車両の後部座席に乗せる。 女性Aは対象者車両の助手席に乗車し、対象は運転席に乗車する。 その後、対象車両は走行し、高速道路に入る。 |
23:30 |
対象車両は、サービスエリアに立ち寄る。 対象は、シャワーブースに入る。女性Aはトイレに入るところを確認する。 |
23:50 |
対象達は、合流した後、コンビニエンスストアにて食料や飲み物を購入し、対象車両に乗車する。 |
00:30 |
対象車両は、サービスエリアを出て、高速道路を走行する。 |
03:50 |
対象車両は、高速道路を降り、走行する。 その後、ビジネスホテルの駐車場に停車する。 |
04:00 |
対象と女性Aは同ビジネスホテルに入り、チェックインをしている様子である。 その後、客室に入る。その際、対象と女性Aは同じ客室に入るところを確認する。 ※以降、女性Aを相手女性と記す。 |
13:00 |
対象達は同ホテルを出て、対象車両に乗車し、走行する。 その後、対象車両は、アウトレットパークに到着し、対象達は降車する。 |
19:00 |
対象達は付近のレストランに入る。 |
20:30 |
対象達は同レストランを退店し、対象車両に乗車する。 その後、対象車両は宿泊先ホテル方向に走行する |
20:40 |
対象車両は宿泊先ホテルに到着し、降車する。 その後、対象達は同室に入る。 |
00:00 |
これまで、状況に変化は見られない。 |
06:00 |
対象達は同ホテルをチャックアウトし、対象車両に乗車する。 その後、対象車両は高速道路に入り、対象宅方面に走行する。 |
10:00 |
対象車両は高速道路をおり、1日目と同じパチンコ店に入り、相手女性車両の横に駐車する。 その後、対象と相手女性は後車し、相手女性の荷物を下ろし、相手女性車両に積み込む。 |
10:30 |
対象達は談笑した後、それぞれの車両に乗車する。 対象は、対象宅方面へ走行する。 相手女性車両は走行する。以降相手女性車両を追尾する。 |
10:50 |
相手女性車両はアパートに駐車し、後車する。 |
10:55 |
相手女性は荷物を持って、同アパート内に入る。 |
調査報告
ご主人は運行業務中に特定の女性と継続的に接触しており、明確な不貞行為が確認されました。
対象女性の身元調査により、同じ物流会社に派遣社員として勤務していることが判明。
ホテルの出入りを捉えた複数の写真と共に、報告書を依頼者様に提出したところ、奥様は深く息を吐きながらも冷静に受け止められました。
アフターサポート
ご報告後、奥様は「やっぱり」という言葉を漏らしながらも、真実を知れたことで不安の正体が明らかになり、前を向く決意が芽生えたご様子でした。
弊社ではすぐに提携の弁護士をご紹介し、慰謝料請求の手続きや離婚の選択肢を含め、今後の生活設計について法律的なサポートを開始しました。
対象女性が同じ職場に勤務しているという状況から、ご主人の職場環境や社会的立場にも配慮し、事を荒立てずに進める方向で交渉を展開。
奥様の意向としては「まずは話し合いたい」という強い思いがあり、証拠をもとに直接夫と対峙する場を設けることとなりました。
面談の結果、ご主人は最初こそ関係を否定していたものの、決定的な証拠により最終的には非を認め、深く謝罪。その後は家庭の再構築を目指し、再発防止のルール作りや定期的な夫婦カウンセリングの導入が話し合われました。
物理的な距離が生む、心のすれ違い。
今回のように、パートナーの言動に違和感を覚えた時、冷静に真実を明らかにすることでしか見えないものがあります。
辛くとも、現実と向き合う勇気が未来への第一歩。私たちは、その一歩を支えるお手伝いをこれからも続けてまいります。