旦那とお腹の子につく初めての嘘

浮気調査をお問合せした経緯
今回のご依頼は、30代後半の男性依頼者様からでした。結婚6年目、奥様は現在妊娠4ヶ月で第一子を授かったばかりでした。
夫婦関係は表面上穏やかで、妊娠が分かったときには二人で喜び合ったものの、ある時期から奥様の行動に不自然な点が見え隠れするようになりました。
きっかけは、定期健診に「一人で行くから来なくていい」と言われることが続いたこと。これまではどんなに忙しくても一緒に来てほしいと言っていたのに、急に距離を置くような態度に変化したのです。
さらに、体調が悪いからと寝室を別にし始めたにも関わらず、外出する日は妙に身なりを整えて出かけるように。スマートフォンは常に肌身離さず持ち歩き、LINE通知が頻繁に鳴るものの、そのたびに目をそらす様子も。
「まさか妊娠中に浮気なんてしてる訳ないよな…」と最初は信じたくなかった依頼者様。しかし、ある日奥様が帰宅直後にシャワーを浴び、着ていた服をすぐに洗濯機に入れた行動を目にして、疑念が確信に変わっていったといいます。
「自分だけで真相を追うのは難しい。生まれてくる子どものためにも、事実をはっきりさせたい」そう強く決意した依頼者様は、弊社へ調査を依頼されました。
調査依頼者の情報
依頼者 | 年齢 | 職業 |
男性 | 30代 | 会社員 |
対象者 | 年齢 | 職業 |
女性 | 30代 | 専業主婦 |
依頼者ヒアリング内容
依頼目的 | ・妻の行動確認 ・相手性の特定 |
調査期間 | ・3日間 |
調査方法 | ・尾行、張り込み |
調査概要
調査事前準備
奥様の通院予定や外出スケジュールを依頼者様と確認。週に一度「マタニティヨガ」と称して出かける日が特に怪しいとの情報から、この日を中心に調査を開始しました。
車移動が多いため、調査車両を使用した追跡体制を整え、通院先・ヨガスタジオ周辺の事前下見も行いました。
調査開始
調査スケジュール
1日目 10:00 |
対象宅から本日の調査を開始する。 対象は、対象宅から出て徒歩にて移動する。 |
10:30 |
対象は、情報のヨガスタジオを通りすぎ、最寄り駅に到着する。 待ち合わせをしている様子である。 |
10:45 |
対象は30代と見られる男性と合流し、男性車両に乗車する。 |
11:30 |
対象と男性はレストランに駐車し、同店に入店する。 |
12:30 |
対象と男性は、談笑している様子である。 |
12:50 |
対象と男性は、同レストランを退店し、男性車両に乗車する。 |
13:20 |
男性車両は、ホテルのロータリーに車両を止め、対象が降車する。 男性車両は同ホテルの駐車場に駐車し、その後、対象と合流する。 |
13:30 |
対象と男性はチェックインの手続きを行っている様子である。 その後、対象と男性は客室に移動する。 ※対象と男性が同じ客室に入ったことから、以降男性を、相手男性と記す。 |
16:30 |
対象と相手男性は、同ホテルを出て、相手男性車両に乗車する。 |
17:20 |
相手男性車両は、対象最寄り駅に到着し、対象が降車する。 以降、相手男性を追尾する。 |
17:50 |
相手男性は、マンション内の駐車場に駐車し、降車する。 その後、同マンションに入る。 ※同マンションは相手男性宅と判明する。 |
2日目 10:30 |
対象宅から本日の調査を開始する。 対象は、同宅を出て徒歩にて移動する。 |
10:40 |
対象は、最寄り駅方向にあるコンビニエンスストアに立ち寄り、飲みもの等を購入する。 その後、同店駐車場にて携帯を操作している様子である。 |
10:45 |
相手男性車両が同店駐車場に現れ、対象は相手男性車両に乗車する。 その後、発進する。 |
11:50 |
相手男性車両は、会員制大型スーパーに入り、駐車する。 その後、対象と相手男性は降車し、同店に入る。 |
13:30 |
対象達は、同店を出て、相手男性車両に乗車する。 その後、発進する。 |
14:20 |
相手男性車両は、相手男性宅に駐車し、対象達は降車する。 その後、対象達は相手男性宅に入る。 |
21:00 |
対象達は、相手男性宅を出て、相手男性車両に乗車する。 |
21:45 |
相手男性車両は、対象最寄り駅に到着し、対象が降車する。 その後、相手男性車両は発進する。 |
22:00 |
対象は、対象宅に帰宅する。 |
調査報告
調査の結果、奥様は「マタニティヨガ」や「通院」と偽り、複数回にわたり特定の男性と密会していたことが確認されました。男性の素性は調査の結果、独身の会社員で、数年前に奥様と職場で知り合った元同僚と判明しました。
ホテルへの出入り、男性宅への出入り、レストランでのツーショット、手を繋ぐ場面など、すべて高精度のカメラで証拠として撮影。
依頼者様に報告書をお渡しした際、言葉を失いながらも「子どもがいるからこそ、放置はできない」と静かに話されていました。
アフターサポート
報告書の提出後、依頼者様は「すぐに感情で動くのは避けたい」と冷静に状況を整理。弊社ではまず、提携弁護士の紹介を行い、今後の選択肢を法的観点から整理しました。奥様にはすぐに証拠を突きつけず、弁護士の助言のもと、夫婦面談の場を設けるよう助言。
面談では、最初は「何もない」と否定していた奥様も、写真を目の前にして観念し、不貞関係を認めました。
驚くべきは「妊娠してから、夫よりも理解してくれる人が必要だった。相談に乗ってもらってるうちに不倫関係になった。」と話したこと。依頼者様は怒りよりも悲しみをにじませながら、「子どもを第一に考えたい」と述べられました。
最終的には、出産後の生活の安定を優先し、離婚は出産後に再検討することに。出産までの間、再発防止策として誓約書の作成と、連絡手段の制限も講じました。
カウンセリングのご紹介も併せて行い、精神的なフォロー体制を整備。また、希望者向けに家族調停の支援制度についてもご案内しました。
妊娠中という人生で最もデリケートな時期に起こる裏切りは、心身に深い傷を残します。
しかし、現実から目を背けては、何も変わりません。真実を知ることで、自分のためにも、これから生まれてくる子どものためにも「正しい選択」ができるのです。
今回のケースのように、複雑な感情や事情が絡む浮気調査でも、私たちは依頼者様の気持ちに寄り添いながら、冷静に証拠を積み上げ、最善の選択肢をご提案いたします。