再構築したはずが…。繰り返す不倫の沼

浮気調査をお問合せした経緯
今回ご相談をくださったのは、30代後半の女性依頼者様からでした。夫の浮気が発覚したのは1年前のことでした。当時は、夫は土下座してまで謝罪し、「一度きりの過ちだった」「今後は絶対に裏切らない」と涙ながらに誓ったため、依頼者様も苦しい気持ちを抱えながらも夫婦関係の再構築を選ばれました。
再スタート当初は、夫も努力しているように見えたそうです。早く帰宅したり、スマホを放置していたりと、信頼回復に向けて真面目に向き合っている姿勢が感じられたとのこと。
しかし、半年も経たないうちに再び不審な行動が目立ち始めました。
急な外泊や休日の「仕事だから」と言っての外出、加えて帰宅時間が不規則になり、スマホを常に持ち歩くように。また、普段使わない香水の匂いが衣類に付着していたり、髪型や服装に妙な気合いが入っている様子が見受けられたといいます。
極めつけは、深夜にベランダで誰かと電話している姿を見てしまったこと。その瞬間、依頼者様の中で「やっぱりまた…」という感情がこみ上げたそうです。「でも今回は確実な証拠を手に入れて、今度こそ自分の人生を守りたい」と決意し、白黒はっきりするために当社にご相談いただきました。
調査依頼者の情報
依頼者 | 年齢 | 職業 |
女性 | 30代 | 会社員 |
対象者 | 年齢 | 職業 |
男性 | 30代 | 会社員 |
依頼者ヒアリング内容
依頼目的 | ・妻の行動確認 ・不貞の証拠 |
調査期間 | ・5日間 |
調査方法 | ・尾行、張り込み |
調査概要
調査事前準備
依頼者様からの情報をもとに、最も行動が怪しいとされる週末土曜日に調査を実施。
夫は車を使うことが多いため、GPSの位置情報と合わせ、尾行体制を整えて調査に臨みました。
調査開始
調査スケジュール
9:00 |
対象の自宅から本日の調査を開始する。 対象は、依頼者様に「仕事に行ってくる」と話し、自宅を出る。 対象車両に乗車し、走行する。 |
9:45 |
対象車両は、カフェに到着し、駐車する。 対象は車内で携帯を操作している様子である。 |
10:00 |
対象車両の隣に、車両Aが停車する。 車両Aから女性が降車すると、対象も対象車両を降車する。 対象と女性は会話をしながら、カフェに入る。 ※以降、女性を相手女性と記す。 |
10:30 |
対象達は、食事をしている様子である。 |
11:00 |
これまで、状況に変化は見られない。 ※対象達は終始会話をしている様子である。 |
11:20 |
対象達は、同カフェを退店し、相手女性の車両に乗車する。 ※相手女性が運転する。 |
11:40 |
相手女性車両は、ショッピングモールに入り駐車する。 その後、対象達は同ショッピングモールに入る。 |
12:30 |
対象達は、買い物をしている様子である。 |
12:50 |
対象達は、同ショッピングモールを退店し、相手女性車両に乗車する。 その後、相手女性車両は移動する。 |
13:10 |
相手女性車両はラブホテルに入る。 対象達は、同ラブホテルに入店する。 |
15:30 |
対象達はラブホテルを退店し、相手女性車両に乗車する。 その後、走行する。 |
16:00 |
相手女性車両は、朝と同じカフェに入り駐車する。 対象は、降車し、対象車両に乗車し、その後自宅方面に走行する。 相手女性は降車せず、対象と別れると走行する。 ※以降、相手女性を追尾する。 |
16:30 |
相手女性車両は、アパートに停車し、降車する。 その後、同アパートに入る。 |
調査報告
今回の調査では、ご主人が再び不貞行為に及んでいたことが明確になりました。週末の「仕事」と称した外出は、実際には女性との密会であり、モーニングを共にした後、そのままホテルへと入室。約2時間ほど滞在し、退出後は別々に解散するという行動が確認されました。
この一連の流れは、依頼者様によると、かつての浮気と同様のパターンであり、依頼者様の抱いていた疑念が事実であったことを裏付ける結果となりました。
報告書をお渡しした際、依頼者様は静かに目を閉じ、「やっぱり…まただったんですね」と呟かれ、深く傷ついたご様子でした。
アフターサポート
ご依頼者様は、前回の浮気発覚時も「今回は本当に変わってくれるかもしれない」と信じて再構築を選びました。ですが、その信頼を再び裏切られたことで、「もうこれ以上、裏切られるのは耐えられない」と強い意志を持たれていました。
弊社では、法的な対応を見据えて、離婚協議や慰謝料請求に強い弁護士をご紹介しました。
弁護士との打ち合わせでは、証拠内容の有効性、離婚時の条件、財産分与の配分など具体的な手続きの準備が進められ、現在は協議離婚を前提とした話し合いが行われています。
また、「浮気を繰り返す心理とは何か?」という依頼者様の疑問に応える形で、弊社提携の心理カウンセラーからもフォローアップ。浮気癖がある人の傾向として「刺激を求める」「罪悪感が薄い」「責任感が低い」などの特徴が共有され、今後の人間関係にも役立つ知識を得られたとご満足いただけました。
浮気を繰り返す人には、一定のパターンがあります。最初の裏切りで誓ったはずの反省が薄れ、時間が経つと再びスリルや快楽を求めて同じ過ちを繰り返すことも少なくありません。
「今回こそは信じたい」と願う気持ちは自然なことですが、信じることと依存は違います。冷静に事実を受け止め、自分自身の未来を守る判断が必要なときもあるのです。
RESTART探偵事務所では、そうした心の葛藤と向き合いながら、証拠収集だけでなく、心の整理・法的サポート・その後の人生設計まで一貫して支援しています。